自己認識と他者からの評価のズレ
私は、客観的に見れば十分に勝ち組(やや死語)なのだろうと思う。
地元で、まぁギリギリ進学校、程度の高校に行き、地元で一番いい大学へ進学、
ついでにストレートで大学院博士前期過程まで行ってマスターを取り、
専修学校の常勤講師と短大の非常勤講師をやり…
3年付き合った彼氏と結婚し、家を建て…
至現在。
何を悩むことがあろうか、人が羨むような経歴ではないか。
(まぁ、収入が意外と悪いとか、学校法人も意外とブラックだとかは置いといて)
それでも私は孤独と不幸がこの身から抜けない。
私より優秀な人など掃いて捨てるほどいるし、
私は器量も悪いし、
何よりも、中途半端な精神異常で、
八方美人の癖に詰めが甘く、
ビビりの目立ちたがりで、
調子に乗りやすく、自分に自信がないときた。
そんな私を、なぜ世間の人は優秀だと言うのだろう。
自分のことは、ゴミムシか何かだと思っている。
それで十分だ。
私は頑張ってもいないし、思慮深くもないし、頭がよくもない。
私は、そうでないからこそ、その期待に応えなければ
自分の存在価値がないような気がして追い詰められる。
本当の私などどこにもいない。
ただ、人に認めてもらいたくて取り繕って生きているだけなのだ。