午前3時の雑記帳

病気でもない、普通でもない息苦しさをまとめるブログ

愛着と信頼(1)

誰かと深く繋がりたいのに、

なにかがそれにブレーキをかけるのはいつものことで。

 

心当たりがあるとすれば母との確執だ。

 

自分に記憶がないので完全な伝聞なのであるが、

母は私が1歳になるかならないかの時分、

離婚するつもりで私を連れて実家に帰ったのだという。

すると、赤ん坊の私が突然母を拒絶し、離乳食も一切母の手から食べなくなり、

仕方なく祖父が食べさせていたのだという。

 

母親だけでなく父親との愛着を獲得する時期に、言うなればその父を、母によって取り上げられたわけで、

基本的信頼や愛着になんらか支障が出るに決まってるよね…という感想です。

大人になった私としては。

 

その後、なんとか母は父の元に戻るのではあるが、

まぁ基本的に喧嘩しかしない両親のまま、私は育てられた。

 

家族の温かさとはなんですか?

児童相談所が出てくるほどの虐待を受けたわけではないにしろ、

私の家庭は、外面だけはよくて内側は家庭としての機能を保てていないハリボテだった。

世の中の家庭は毎日罵声を浴びせられたりしないということを知ったときの衝撃ったらなかったです…

それが普通だと思い込んでいたので。

 

親とすら、築くべき時期に信頼関係を気づけなかったからか、

他者と関係を築くのにとんでもなく勇気とエネルギーが必要になります。

それでも、人間を嫌いにはならなかったのは、生来の性格なのでしょうかね。

家族

実家に住んでいた頃のことが、ほとんど記憶にない。

いくら、防衛規制として片っ端から忘れていく傾向があるにしても、

365日、22年住んでいた家の記憶が曖昧というのは我ながらどうかと思う。

それでも、母と喧嘩をし続けていたこと、母に対して一回死ねばいいと思っていたことだけは、事実として記憶しているわけで、

つまり、私にとって家族との楽しい思い出の代わりに残ったのは、その記憶なのだろう。

 

いまは、自分が選んだ人と家族になり、

…と言っても、二人でひとり暮らしをしているというか、ルームシェアしてるくらいの気軽さで夫と楽しく暮らしているのだけれども、

まだ子どもを持つ覚悟ができないでいる。

宇多田ヒカルと、機能不全家庭で育った子ども

紫の信号が点灯(ひか)って思考停止
不安だけが止まらない

私は弱い だけどそれは別に
恥ずかしいことじゃない

実際 誰しも深い闇を抱えてりゃいい
時に病んで、もがいて、叫んで叫んで
痛みの元を辿って Show me love
元を辿って Baby show me love
It's all in my head Can you show me love
It's all in my head Not a dream

築き上げたセオリー忘れよう
山は登ったら降りるものよ

実際 どんなに深い愛も 完璧じゃない
自分でしか自分にしてあげられない
自分を認める courag Show me love
認める courage Baby show me love

実際 夢ばかり見ていたと気付いた時
初めて自力で一歩踏み出す
私の内なるパッセージ
内なるパッセージ
It's all in my head
It's all in my head

 

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ネガティブな方に気持ちが向いていると、宇多田ヒカルを聴きたくなる。

 私が彼女に感じるシンパシーは、きっと事情は違えど機能不全家庭で育ったからに違いないと思っている。

彼女は、その枷から自由になれたのだろうか。

母と和解することができたのだろうか。

私は、彼女と出会った17年前からずっと、彼女の幸せを願っている。

魅力

私がどれだけあなたのことが好きか

あなたは知らないでしょう

未だに私があなたを好きだって

あなたは知らないでしょう

 

香水の匂いは今も不意に私を捕まえて

あなたに会いたくてたまらなくさせます

強さとこじらせ

昔の彼氏と別れるときに、

「俺は桜のように強くは生きられないんだよ!」

と言われてフラれた(フラれたのか…?)ことがある。

まぁ、当時の私は確かに上から目線で自分の意見を押し付ける系女子だったわけです…

なので、元の彼氏(5歳ほど歳上)の言わんとするところも理解は(むしろ同情も)するけれど、

果たして自分は強かったのか…?とも思う。

確かに、自信満々に他人を批判し、自分の意見を押し付けるところがあったわけだが、

それも結局自分の弱さを隠すための強がりでもあったわけで。

おおよそ詭弁でしかなかったと思う。今になってみると。

自己肯定感は低いのに、承認欲求は人より強く、結局根拠のない自信ばかりになっていく。

こじらせてましたね、22歳の私。

 

風の噂では、そんな元彼も結婚して子どもがいるらしい。

時が経つのが怖すぎる…。恐ろしい話だ。