変わらないものなどないとわかってはいるつもりだけど
子どもの頃、自分がそんな風になるなんて思ってもみなかったこと。
お寿司にわさびを付けて食べられるようになること。
目が悪くなって眼鏡やコンタクトをするようになること。
牛乳を入れずにコーヒーを飲めるようになること。
飛行機に乗ること。
外国に行くこと。
車を運転するようになること。
地元を離れること。
結婚すること。
後ろ3つは、割と今でも自分で意外。
それでも、意外のオンパレードで人生は進んでいって、そして、大概のことでは驚かなくなるんだな。
その繰り返しは、じわじわと人生の新鮮さを減らしていって、私は少し、そのことに恐怖を覚えている節がある。
それは、子どもの頃の敏感さを失って、鈍った舌にわさびがちょうどよくなっただけで、何かを克服したとかそういうわけではないんじゃないかと思うから。