女子と占い
独身の頃、親友と占いに凝っていたことがある。
カフェのマスターが占ってくれる店から、道端の占い師まで、ノリで色々行っていた。
どこに行っても毎回二人とも「苦労人」と言われ、苦笑したものだ。
親友は「苦労して経済的自立を果たしてきた」、「人生を通じて人に奉仕する」と言われ、
私は「精神的な守備範囲が広く」、「男は掌で転がさないと気がすまない」と言われた。
分かる…恋愛の主導権は自分が握らないと気がすまなかったんですよ…当時…
親友である彼女と、人生に迷うと占いに行き、悪いことを言われれば「分かる分かるー!」と盛り上がり、言われたいいことを信じてまた日常生活に戻っていった。
別にそこでハマったり宗教に流れたりはしなかったのだが、
人生に迷走する20代女子としては、割とあるあるなパターンなのかもしれません。
おかげさまで二人とも結婚し、当時のワーキングプアぎりぎりの生活からは抜け出し、また別の人生のステージをやっている今日この頃です。